お茶を床に捨てる
- 投稿日:2015年04月1日
昔、農村地帯の家はどこの家も玄関を入ったところや、それに続く台所などは土間でした。手作業が主だったこともあり朝から晩まで地下足袋で過ごすため、土間が便利だったのです。
近所の人が来たときも応対場所は土間です。簡単なテーブルが置いてあり、そこでお茶を飲みながら世間話などをします。お客は帰るとき、茶碗に少し残ったお茶は足元の土間に捨て、茶碗をお盆に戻しながらご馳走様というのです。これが普通の「作法」でした。
入所者の中に何人か食堂の床にお茶を捨ててしまう人がいます。そうしないでと言うのですがなかなか改善されません。おそらく先ほどのような生活を長くされてきた方なのかも知れません。
どうしたら分かってもらえるか、難しい研究課題です。
- 投稿者:サニーホーム