へっこきよめ
- 投稿日:2015年09月10日
今日も介護相談員の方々に来ていただきました。紙芝居「へっこきよめ」が面白くて、みなさん笑いながら楽しみました。ここで、どんなお話かご紹介します。
あるところに、ばあさまと息子がいました。年頃になり、きれいで優しくてよく働くお嫁さんをもらいました。ところが、日が経つにつれて元気がなくなっていきます。心配したばあさまがきくと「おら、屁を我慢していて苦しくって。」とお嫁さんは言いました。「そんなものいくらでもしたらいい。」とばあさまは言いました。
「じゃあ、ごめんして。」 ブッブッブッーーッ!!
ばあさまは吹き飛ばされてしまいました。「こんなひどい屁をこくんでは、かわいそうだが里へ帰ってもらおう。」息子は悲しむお嫁さんを送っていくことになりました。しばらく歩き川のそばまで来たとき、お米をいっぱいつんだ船が、浅瀬につかえて動けなくなっていました。「ちょっくら、おらがやってみるべ。」とお嫁さんは後ろ向きになり「じゃあ、ごめんして。」ブッブッブッーーーッ!!!
とたんに船は動き出しました。「いやあ、これはたいしたもんだ。」喜んだ船頭たちはお礼にお米を十俵おいていきました。さらにお嫁さんは十俵のお米を プップップッー! と、息子の家の庭まで飛ばしてしまいました。息子は「まるで宝物のようなお嫁さんだ。お里に帰すのはやめて、家に一緒に帰ろう。」家に戻るとお嫁さんは「どれ、ごめんして。」ププププー。すぐに俵を家の中にしまってしまいました。そして、それからは上手に屁の力で仕事をして、三人仲良く、幸せに暮らしたそうです。めでたしめでたし。
- 投稿者:副理事長