夏です。海水浴などの水遊びの季節です。悲しいことに毎年水難事故が起き、テレビ等で放映されます。みんな十分気を付けているのに、事故は起こってしまいます。子供を失った親や、若く頼もしい親を突然亡くした子供の心中は、いかばかりか。生活が一変し、残された者のその後人生も変わるかもしれません。なんとも痛ましい限りです。昨年テレビニユースで、北海道の海水浴場で父親が水難事故で亡くなったという放送がありました。映像の最後は、救急隊が担架を担いでその周りを関係者が輪になって見守りながら海岸を離れていくシーンでした。その輪の後ろの方に、二人の小学生ぐらいの女の子が何か手に持ちながらついていくのが映っていました。父親は必ず助かると願いながら、でも何か心配そうに大人の輪にしたがって歩いている少女の後ろ姿が強烈な印象として心に突き刺さりました。あの二人の少女はどうしているだろうかと、あのときの映像とともに今もときどき思い出します。放送関係者にお願いです。あのような映像は流さないでください。そして今年は、一人も事故に会いませんよう願うばかりです。